嘘事成語 |
■三人寄れば桃園の義【さんにんよればとうえんのぎ】 |
劉備・関羽・張飛の三人が義兄弟の契りを結んだことから、三人も人が集まれば大事業に向けて、一致団結できるということ。 |
■水鏡の交わり【すいきょうのまじわり】 |
司馬徽(水鏡先生)が孔明・ホウ統・徐庶など、時代の名士達と交流があったことから、自ら積極的に出なくても、その人柄などで周りに優秀な人物が自然と集まること。 |
■呂布の利【りょふのり】 |
丁原、董卓、袁紹・・・と裏切り続けた呂布の生涯から、目先の利益を求めて転々とすること。 |
■亮瑾は樹をえらぶ【りょうきんはきをえらぶ】 |
弟の諸葛亮は蜀に仕え、兄の諸葛瑾は呉に仕えていたことから、たとえ兄弟・友人など仲のよい間柄でも、相手に流されず自分の考えをしっかり持つということ。ちなみに、亮・瑾の従兄弟の誕は魏に仕えた。つまり諸葛氏は一族で三国に分かれたのである。 |
■関公の霊【かんこうのれい】 |
忠義の士・関羽は死んでも霊となって敵将を殺したことから、霊になるほど持っている強い思いのこと。わが国では「菅公(菅原道真)の霊」。ちなみに両者とも神として祀られている。 |
■背に母はかかえられない【せにはははかかえられない】 |
長坂の戦いで、劉備の妻・麋夫人が子の阿斗を趙雲にたくし自らは自害したことから、大切なものふたつのうちひとつを捨ててもう一方を死守すること。趙雲は幼い阿斗をよろいの胸当の下に抱きかかえて逃げ切った。 |